変わりゆくインドの消費

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インドでの商売を始めてから通算12年くらいになります。

初めてインドに来たときは 車が逆行したり、踏切待ちの間に 道路が一方通行状態になり 開くと同時にパニックになったりと 色々と驚くこともありましたが 2年目くらいから慣れました。

その様な状況は 現在も変わらず秩序が欠如しています。

しかし この2年くらいで変わってきたのは インターネット回線と中流から上クラスの人々の消費傾向です。

インターネットに関しては 日本から比べると非常に不安定な回線が一般的ですが それでもインド企業の日々の努力で少しずつですが改善されてきています。

3年前にはインドで常時接続なんかは考えられなかったです。

帯域保証なんてのは今でも契約していても 無いに等しいですが それでもインターネットが一応24時間つなぎっぱなしというのは 大変有り難いです。

しかし 一昨日も2時間くらい断線していました。

そういえば 今TridentHilitonDelhiという所に泊まっていますが 1日に5回くらい停電します。

すぐさま 自家発電機に切り替わり2分程度で復旧はしますが インドの夏場の盗電の多さが原因です。

まぁ 国際球技場ですら 試合中に停電するお国柄なので これはなかなか治らないだろうと思ってます。

次に変わってきていると感じるのが 消費についてですが 第一は車の購入です。

5年ほど前は 車を持っているだけで もてていたらしいのですが 今は比較的’当たり前’に近づきつつあります。

’当たり前’といっても 中流クラスより上のごくごく一部の話ですが。。。

また インド政府も国民の消費に拍車をかけようと 金利、融資期間の延長など色々と手をうっているようです。

インドでは 金利は18%程度なのですが 車を購入するときは 0-3%程度で 融資期間も8年くらいまでいけるようです。

もっと ’当たり前’になっているのが 携帯電話です。

やはり 5年ほど前にはホテルで食事中に テーブルの上に わざとらしく置いた 大きな携帯電話が’お金持ち’の証でもあったのですが 今は野菜売りのおっさんまで 持っています。

うちのプログラマーなんかは 仕事が終わってネットに繋ぐときは必ず携帯電話でアクセスしています。

次に消費傾向で変化を感じるのは 女性のファッションです。

まだまだ 一般的にはパンジャビスーツといわれる サリーっぽいスーツが主流ですが 徐々にジーンズ派もあらわれてきています。

ジーンズ派は 大抵がお金持ちの婦女です。

今回 知人が経営するジャイプールの服屋さんにお邪魔しましたが 驚いたことに日本でも流行っているような ニット地のプリントの上にビーズを配したタンクトップが一番の売れ筋でした。

MissSixtyなど中国ででたB品やアウトレットを集めて販売しており 1着あたり 約900円もします。

それでも お店がにぎわい実際に売れているのをみてびっくりです。

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